子どもの教育に熱心な親が、一番に考えることのひとつが、小学校受験ではないでしょうか。実際、小学校受験を取り巻く環境は年々、過熱しています。子どものより良い将来を考えた時に、早いうちから、子どもにとって、最善の環境を整えてあげたいと思うのは、ごく自然な親心でしょう。
ただし、その渦中にいると分からなくなる場合があり、注意が必要なのが、その始まりは子どものためだったにも関わらず、そのうち親が過熱しすぎてしまうというケースです。そうなると、子どもが何かに躓く度に、叱ってしまったり、受験に関わるすべてがストレスになってしまったりします。
子どもとの良い関係を築きながら、子どものやる気を引き出してあげること。合格までの道のりをなるべく楽しく、前向きに取り組んでいくことが大切です。
受験までにやるべきことと大切なこと
受験対策はいつごろから始めるのが良いのでしょうか。これには、早ければ早い方が良いという意見と、逆に早すぎると、逆効果になりかねないとする意見があります。結果から言えば、子どもの性格や環境によります。毎日、子どもと接している親が、子どもの性格などを分析し、その子にとって、ベストのタイミングで始めてあげることが重要になってきます。
一般的には、年中の秋から年長の春までに、受験対策を始める家庭が多いです。小学校受験は、生活や遊びを通して身につけた、子どもの総合力が試されるものですから、普段の生活からの心がけが何よりも大切になってきます。
規則正しい生活習慣を身につけること。あいさつを始め、礼儀正しく振舞えること。強調性があり、他人に優しく出来ることなど、普段からの親のしつけが重要です。
塾や教室を選ぶ際に気をつけること
受験に向け、子どもを、様々なスクールや塾に通わせる親も多くいます。ペーパーテストの練習など、より実践的なレッスンを行う塾から、体操教室や絵画教室など、その内容も様々です。なかには、受験校を絞った内容で授業を行うところもあります。
これらの教室は、子どもの長所をより伸ばし、弱いところに関しては、その対策をとることができますので、上手く取り入れていくと良いでしょう。ただし、やり過ぎると、子どものやる気を削いだり、親の負担になったりしますので、バランスが大切です。
また、家庭でも、簡単なお手伝いを習慣にする、本をたくさん読むなど、できることはたくさんあります。子どもの出来、不出来に一喜一憂するのではなく、最後まで広い心で見守ってあげることです。最後まで、子どもの能力は伸びます。信じてあげましょう。
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