小学校受験の準備は年長から?保育園から?余裕を持ってスケジュールを立てましょう
小学校受験はいつから対策を始めると良いのか、多くの保護者の方はお悩みではないでしょうか。受験時年齢が6歳ということですので、言語を獲得して自我が芽生え始める時期を逃さずに早めに受験に向けてのさまざまな取り組みを親子で進めていくことが重要です。
受験することを目指している小学校によって重要視される科目が異なり、求められる力量が学力なのかコミュニケーション能力なのかもさまざまです。まずは目標としている小学校の情報をできるだけ詳細に分析し、求められる子ども像に合致するように努力を重ねていくことが合格を勝ち取るための近道といえます。
準備期間は長いほど有利になりますが、まだ受験に対して自覚が得られないお子様にとっては何のための準備なのかを理解させることは難しいものです。学習を楽しみながら自然に力を伸ばしていければよいという心の余裕も重要です。
小学校受験の準備期間は意外なほど短い
高校受験や大学受験に関しては、かなりじっくりと先を見据えて目標を定めることが一般的な傾向となりますので、5年から6年間など、比較的長期の対策期間をあてることが可能です。しかし小学校においては、就学時年齢が満年齢6歳ということとなりますので、具体的に学力面での訓練が可能となる期間は限られてくるものです。
一般的に、合格者の準備開始時年齢は3歳程度であることが多く見られます。これは言語的に一定のレベルのものを獲得し、自分で物事の判断ができるようになってくる発達段階である時期を準備開始とする傾向にあるためです。発達には個人差がありますので、早熟なお子様の場合には2歳後半程度から準備を開始することも可能です。
小学校は義務教育であることから準備期間は就学時年齢までというリミットがありますので、その点をしっかりと意識しておきましょう。
学力面と対人コミュニケーション能力が重要!塾に入って養うのも手です!
ライバルに打ち勝って小学校受験を突破することに関しては、学力が最重要項目であると考えることが自然です。もちろん平均値を大きく上回るほどの高い学力に関しては必須ともいえますので、早期の対策によって素早い計算力と豊富な語彙、多彩な表現力や複雑な思考力などを身につけさせていくことは言わずもがなでしょう。
その上で大きなアドバンテージとなりうるのは、コミュニケーションを積極的にこなすという社交性です。学習指導要領が改定され、アクティブラーニングの概念が学校教育に取り入れられることとなりますので、積極的に学び合う姿勢をもった子ども像が現在の学校に求められているのです。そのためにも、言語的なものだけでなく非言語的なコミュニケーションをスムーズに行うことのできる能力を早い段階から鍛えることがおすすめです。
2歳から3歳の段階で、自発的に判断することが求められるような場を何度も経験させていき、場数を踏ませていくというトレーニングを進めていくことがおすすめです。
最近では1歳~3歳向けの受験対策を行う塾もあります。やはりコミュニケーション力は、教えてもらうだけでなく多くの同世代や大人とコミュケーションを取っていくことで養われていくため、塾に入れるというのは学力以外でもその点でメリットがあると言えます。
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